ダーマペン4後のダウンタイムってどのくらいの長さ?赤みや皮むけなどの症状と過ごし方。

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)

毛穴の開きやニキビ跡、ハリ不足などで悩んでいる人に人気の「ダーマペン4」。興味はあるけれど、施術後のダウンタイムの長さが気になって躊躇している、という人もいるでしょう。そこで、ダーマペン4後に起きやすいダウンタイムの症状や経過、過ごし方のポイントをわかりやすく解説します。

ダーマペン4とは?自然治癒力を利用した治療法

ダーマペン4は、16本の極細針を用いて、皮膚(真皮層)に微細な穴を開ける施術です。針によって作られた傷が修復する過程で、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。これにより、開いた毛穴、凹凸のあるニキビ痕、小じわ、ハリ・ツヤ不足、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん:毛穴に角質が詰まりブツブツができるもの)、傷跡や瘢痕(はんこん)など、様々な症状の改善が期待できます。また、施術によって肌表面のターンオーバー(新陳代謝)も活発になるため、肌の滑らかさや透明感にも変化が現れます。

ダーマペン4のダウンタイムは長くても1~2週間ほど

メディアやSNSなどでも取り上げられることが多く、「受けたいな」と思う人もいるでしょうが、気になるのがダウンタイムです。ダーマペン4の施術後は、赤みや痒み、皮むけ、乾燥といった症状が現れます。ただし、長くても1~2週間程度で落ち着くため、ダウンタイムの長さは比較的短いと言えます。
また、ダウンタイムの長さは針を刺す深さによっても変わります。一般的には、針を深く刺した場合はダウンタイムが少し長くなり、反対に浅く刺すと短くなる傾向があります。ただし、針の深さを調節することで、改善できる症状も変わってくるため、施術前によく相談することが重要です。

ダーマペン4のダウンタイムに現れる症状と経過の目安

ダーマペン4の施術後に見られる主な症状と、それぞれが続く期間の目安をご紹介します。

●赤み・ほてり

施術直後から多くの人に見られる反応が、赤みやほてりです。特に、針を深めに刺した場合や、もともと肌が敏感な人は赤みが目立ちやすいことがあります。
赤みやほてりは当日〜翌日にかけて強く出ることがありますが、早い人では1日、長くても2〜3日程度で徐々に落ち着いていきます。

●ヒリヒリ感や軽い痛み

施術中は麻酔クリームを使用するため痛みは抑えられますが、施術後しばらくは軽度のヒリヒリ感や痛みが残ることもあります。肌の炎症による反応で、翌日にはおさまることがほとんどです。

●乾燥、皮むけ、痒み

施術の翌日頃から、つっぱるような肌の乾燥や痒みの症状が出ることがあります。古い角質が自然と剥がれ落ち、新しい皮膚が表面に出てくるサインです。特に乾燥しやすい秋や冬には、肌が痒みを感じやすくなりますが、掻いたり擦ったりせず、保湿をしっかり行いましょう。長くても10日間程度で改善します。
また、施術から2日程経つと、皮むけの症状が出ることがあります。つい触りたくなりますが、無理に剥がさないようにしてください。赤みが増したり、色素沈着を起こす可能性があるため、触らずに自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。皮むけの症状も、10日間程で落ち着きます。

●内出血・点状の出血

特に深めに針を刺した場合は、まれにごく小さな内出血や点状の出血が見られることがあります。内出血が起きた場合も通常はメイクで隠せる程度であり、1週間〜10日間程で自然に消えていきます。

ダーマペン4のダウンタイム中の過ごし方と注意点

ダーマペン4後の肌は、外的刺激に対して非常に敏感な状態です。ダウンタイムを長引かせないために、次の点に気を付けましょう。

○施術直後の洗顔・メイクはNG

施術後12時間は肌を擦らないようにし、洗顔やメイクは控えてください。肌が赤くほてっているときに体が温まると、炎症が悪化しやすいため、施術当日は軽めのシャワーが良いでしょう。その際は、顔を濡らさないよう気を付けてください。

○保湿を重視したやさしいスキンケア

施術から12時間経つと洗顔やスキンケアが可能です。ただし、バリア機能が低下しているため、ゴシゴシ強く擦らないように注意してください。洗顔後は、保湿ケアをしっかり行いましょう。施術後の肌は乾燥しやすいため、いつも以上に念入りに行うことがポイントです。ケアの際、肌の回復をサポートする成分を含むクリームを選ぶのもおすすめです。逆に、角質剥離作用のあるビタミンA(レチノール)やピーリング成分などを含む化粧品は、肌の状態が落ち着くまで避けた方が安心です。また皮膚科から処方されている外用薬がある場合は、使用して問題ないか、クリニックに確認しましょう。

○日焼け止めは毎日必須

バリア機能が低下しているため、紫外線による刺激を受けやすくなります。日傘や帽子、日焼け止めクリームなどを使って、紫外線対策を行いましょう。日焼け止めクリームは、施術後12時間以降であれば使用できます。肌に合うものを選び、こまめに塗り直すようにしましょう。

○気になる症状がある時はクリニックに相談を

施術後の赤みや皮むけは自然な反応ですが、「赤みがなかなか引かない」「ヒリヒリ感が強くてつらい」「痒みや発疹がひどい」といった症状が続く場合は、我慢せずクリニックに相談しましょう。また、皮むけが気になる場合でも、無理に剥がさないことが鉄則です。新しい皮膚が十分に成熟する前に刺激を与えてしまうと、かえって肌トラブルを引き起こすリスクがあります。

○スキンケア方法もクリニックで相談できる

施術後はいつも以上に肌が敏感なため、普段のスキンケア用品が合わないことがあります。何を使ってよいかわからない時は、施術を受けたクリニックに相談してみると良いでしょう。美容クリニックの中には、施術後の肌に合ったスキンケア用品を取り扱っているところもあります。

ダウンタイム中は、肌が回復しようとする期間です。スキンケアの選び方ひとつで経過が大きく変わることもありますが、無理をせず、そのときの肌の状態を見ながら、やさしく丁寧なケアを心がけていきましょう。

まとめ

  • ダーマペン4は極細針で真皮層に微細な穴を開け、自然治癒力を促すことで、肌再生を図る治療である
  • 赤みや皮むけなどは1〜2週間以内におさまることが多く、針の深さでダウンタイムの程度が変わる
  • 施術後12時間は洗顔・メイクを控え、それ以降は保湿と紫外線対策を丁寧に行うことが重要である
  • ダウンタイムの長さや症状には個人差があるため、気になる変化があれば相談するのが望ましい
  • 施術後は肌が敏感になりやすく、スキンケアの選び方が重要であるため、自分に合う製品がわからない場合はクリニックに相談するのが良い