診療科目
赤あざ(単純性血管腫・苺状血管腫)
※赤あざ(単純性血管腫・苺状血管腫)は日比谷院でのみ診療を行っております。
令和5年1月より厚生労働省の指導によりVビーム治療における毛細血管拡張症の治療が保険適応外となりました。(9,900円~)
患者様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。
毛細血管は通常皮膚の表面には見えません。ところが何らかの原因により毛細血管が拡張し、皮膚表面に近い組織中に血液が滞り赤く見えることがあります。
血管拡張の原因は大きく分けて①血管周囲の神経によるもの ②血管そのものの異常によるもの、があります。
神経が原因のものは、寒暖の差で赤くなる、緊張で顔が赤くなる、などがあります。これらは自律神経が過敏に反応することにより起こる現象であり、皮膚科的な治療は困難です。
血管そのものの異常によるものは、拡張した状態が元に戻らなくなります。時に隆起することもあります。
毛細血管拡張には、一本一本の血管が確認できない淡い発赤があるタイプや、赤色や青色の細い血管が線状やクモ状にあるタイプや、わずかに隆起した小さい紅色丘疹状のタイプのものなど、様々なものがあります。
赤ら顔と思っていても、脂漏性皮膚炎やほてり感がある酒さの場合もあります。
状態により治療法が異なりますので、自己判断せずにまずは皮膚科にご相談ください。
Vビームレーザーで治療する場合、毛細血管拡張症、赤ら顔、老人性血管腫は保険外診療、単純性血管腫、苺状血管腫は保険診療となります。
赤ら顔・毛細血管拡張・老人性血管腫の詳細ページはこちらをクリックしてください。
赤あざ・血管腫の症状

単純性血管腫(赤あざ・ポートワイン母斑)
肌表面の近くにある毛細血管が広がる病気です。生まれるつきのものが多く、体の中心にあるものは薄くなりますが、自然に消えないといわれています。大人になると、色が濃くなったり、盛り上がったり、デコボコしたりする場合もございます。

苺状血管腫(赤あざ・イチゴ)
乳児血管腫とも呼ばれる「赤あざ」の一つです。肌表面近くにある血管が増えている病気です。
生後2~3週間、遅くとも3ヶ月以内に発生し、1~2週間で急速に大きくなって盛り上がり、表面がイチゴのようになります。もともと自然に消える傾向があるため、7歳以降にはレーザー治療をした部位と、しない部位ではほとんど色調に差がみられなくなります。(出典:日本皮膚科学会)
しかし、色だけでなく、盛り上がりやたるみ、質感の違い、傷痕が残る場合があるので、なるべく早期(生後1ヶ月からでも可)に治療することをおすすめしています。