赤ら顔・毛細血管拡張

毛細血管は通常皮膚の表面には見えません。ところが何らかの原因により毛細血管が拡張し、皮膚表面に近い組織中に血液が滞り赤く見えることがあります。
血管拡張の原因は大きく分けて①血管周囲の神経によるもの ②血管そのものの異常によるもの、があります。
神経が原因のものは、寒暖の差で赤くなる、緊張で顔が赤くなる、などがあります。これらは自律神経が過敏に反応することにより起こる現象であり、皮膚科的な治療は困難です。
血管そのものの異常によるものは、拡張した状態が元に戻らなくなります。時に隆起することもあります。
毛細血管拡張には、一本一本の血管が確認できない淡い発赤があるタイプや、赤色や青色の細い血管が線状やクモ状にあるタイプや、わずかに隆起した小さい紅色丘疹状のタイプのものなど、様々なものがあります。
赤ら顔と思っていても、脂漏性皮膚炎やほてり感がある酒さの場合もあります。
状態により治療法が異なりますので、自己判断せずにまずは皮膚科にご相談ください。
Vビームレーザーで治療する場合、赤ら顔・毛細血管拡張・赤あざなど保険診療、老人性血管腫は保険外診療となります。

赤ら顔・赤あざ・血管腫の症状

子供のころから赤みがあり、毛細血管がはっきりしていない
(赤ら顔・りんごほっぺ)

一本一本の血管が確認できず、淡い発赤がある状態です。
周囲の温度変化により赤みが増強したり減弱したりします。
肌の表面にある血管が広がっている状態です。年齢や紫外線と様々な原因で、より目立ってくるといわれています。

Vビームレーザー

最近小鼻の周りや頬に糸ミミズのような血管がでてきた
(毛細血管拡張症)

赤色や青色の細い血管が、線状・樹の枝状・クモ状に皮膚表面からずっと見える状態です。

Vビームレーザー

単純性血管腫(赤あざ・ポートワイン母斑)

肌表面の近くにある毛細血管が広がる病気です。生まれるつきのものが多く、体の中心にあるものは薄くなりますが、自然に消えないといわれています。大人になると、色が濃くなったり、盛り上がったり、デコボコしたりする場合もございます。

Vビームレーザー

苺状血管腫(赤あざ・イチゴ)

乳児血管腫とも呼ばれる「赤あざ」の一つです。肌表面近くにある血管が増えている病気です。
生後2~3週間、遅くとも3ヶ月以内に発生し、1~2週間で急速に大きくなって盛り上がり、表面がイチゴのようになります。もともと自然に消える傾向があるため、7歳以降にはレーザー治療をした部位と、しない部位ではほとんど色調に差がみられなくなります。(出典:日本皮膚科学会)
しかし、色だけでなく、盛り上がりやたるみ、質感の違い、傷痕が残る場合があるので、なるべく早期(生後1ヶ月からでも可)に治療することをおすすめしています。

Vビームレーザー

体のあちこちに赤い点がある(老人性血管腫)

主に顔・胸元・背中・腕が好発部位ですが、体中のどこにでもできる平坦~わずかに隆起した赤い点で、毛細血管が増殖してできたもので、老人性血管腫と呼ばれます。
老人性といっても20代、30代からでき始めます。
赤ぼくろと呼ばれる2mm以上程度のやや大きめのものもあります。
Vビームレーザーは保険外診療、炭酸ガスレーザーは保険診療となります。

治療

Vビームレーザー

※施術できる曜日が異なりますので、お電話にてお問い合わせください。

診断

血管腫には多くの種類があります。赤ら顔・毛細血管拡張・赤あざなど保険診療、老人性血管腫は保険外診療となります。
まずは血管の太さ・深さなど症状により、レーザー治療に適しているかどうかを医師が診断します。
※血管腫のレーザー治療は、症状を改善させるものであり完全になくなるわけではありません。
(診断及び治療は増岡院長が行います。予約日にご注意ください。)
必要に応じて麻酔クリームや麻酔テープを使用し、レーザーを照射します。
照射時、輪ゴムではじかれるような痛みがあります。

経過

治療後、ジンジンとする痛みと赤みが残る場合があります。また、色が黒っぽくなったり、水疱ができる場合があります。
照射当日はそのままにして頂き、翌日から入浴が可能となりますが、熱いお湯や施術部位を擦ったり、強い刺激を与える行為はお控えください。色素沈着する恐れがありますので、照射部位は遮光をしてください。
照射する強さにより薄いかさぶたができることがあり、1~2週間で取れていきます。
状態により炎症止めのリンデロン軟膏を処方する場合がありますので、その間、1日2回朝・晩に塗布してください。

リスク・副作用

少し赤みがかり、レーザー痕のような腫れが出る場合があります。
ヒリヒリ感が出ることがあります。
強い出力の場合、照射後、あるいは翌日以降から患部に軽い紫斑が現れる場合がありますが、約7~10日前後で消退していきます。
まれに、やけどや色素沈着を起こすことがあります。

料金

単純性血管腫や苺状血管腫などの赤あざは保険診療となります。

10㎠までの大きさで、6,500円程度です。(保険が3割負担の場合)
照射面積が10㎠ごとに1,500円増え、180㎠が保険で治療可能な最大の大きさです。(32,000円程度)(保険が3割負担の場合)

定価料金表

老人性血管腫は保険外診療となります。

部位 ショット数 金額 施術実施院
老人性血管腫 1ヶ所 4,000円+税 日比谷

施術詳細

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

※各院により施術できる曜日が異なりますので、お電話にてお問い合わせください。

赤ぼくろと呼ばれる2mm以上の血管腫は炭酸ガスレーザーが適応です。
局所麻酔を用い、炭酸ガスレーザーで病変を焼きます。
局所麻酔の注射の際に痛みがありますが、施術中は痛みはありません。
レーザー照射前に隆起した部分をメスで切除し、切除した検体は病理診断をさせて頂きます。
色素が深い場合は一度の治療では取り切れず、複数回の治療が必要になります。

経過

治療後は傷になり徐々にかさぶたが形成されます。入浴、洗顔は可能です。
施術当日中はテープまたはガーゼで保護し、翌日からお化粧が可能です。
かさぶたは1~2週間で自然に脱落し、赤みが1~3ヶ月続きます。
ご自宅で1週間程度軟膏を塗布して頂き、2週間後に経過の診察を致します。

リスク・副作用

照射後は一時的にかさぶたが形成されます。
赤みや色素沈着を起こすことがあります。
一時的に凹んだ状態になったり、傷跡が残ることがあります。

料金

7,000~12,000円程度(保険が3割負担の場合)

施術詳細